【重要】SXFブラウザによる目視チェック
最近わたしの近辺であった、CAD図面作成上の失敗談です。
SFXブラウザによる目視確認の重要性が分かる実例です。
CAD図面は、普段使用しているCADソフトのオリジナルファイルで利用し、受発注者間でデータのやりとりをする際などにSXF(p21)に変換しますね。
そして、SXFブラウザで目視確認し、変換後の交換用データ、SXF(p21)でも正しく意図通りの図面が再現されるかチェックする必要があります。
このSXFブラウザでの目視チェック、すごく重要なのです。
つまり、絵柄や寸法、旗揚げ等の変換状態を確認するわけですが……
先日わたしの隣で「あれっ!」という声が上がりました。
p21型式に変換したCAD図面を、SXFブラウザで確認する作業をしていた同僚です。
どうしたのかと言うと、
「無くなっちゃってる!」と言うのです。
確かに、SFXブラウザで見ると、あったはずの線や文字が所々無くなっているんですね。
オリジナルを見れば確かにあるんです。
なぜでしょう。
実は、消えてしまっている線や文字の色なんですが、属性を調べてみると「黒」でした。
原因はこれです。
黒の背景色に対して、黒い線や文字なので「消えてしまった」と言うより、「(有るけど)見えない」という状態だったんですね。
図面の背景色は原則「黒」ということになっています。
で、その黒の背景の上に黒で線や文字を書けば、同色のためその存在が見えません。
当然ですよね。
なぜこのようなミスが起こったかというと、使用しているCADの機能として、
「背景色と同色の線色や文字色の場合、それを反転色で表示する」ようにしてくれているんですね。
つまり、背景色が黒で、線色や文字色も黒だったら、その線や文字は白色で表示してくれちゃうんです。
ですから、そのようなCADで画面を見ていると、たとえ背景色と同色の線や文字で、本来は見えないはずのものでも、ちゃんと見せてくれてしまっているため、まったく気がつかない訳です。
すべてのCADがそうではないと思いますが、そのような仕様のCADは多いのではないでしょうか。
よい機能なんですが、そのことをちゃんと分かっていないといけませんね。
この事例のように、SXFブラウザで目視チェックをすることで発見できます。
ですから、目視チェックはすごく大事です。
で、発見したら、あわてず、その線や文字の色を確認してみればいいわけです。
これを怠ってそのまま渡してしまい、相手先から「見えない絵柄や文字がある」とクレームがきたことも実際にあります。
今回の事例では、黒になっていた線や文字を、「CAD製図基準に関する運用ガイドライン(案)」で示されてる色に変更することで解決しました。
そもそもこの同僚、黒の背景色で書いているのに、黒い線や文字を書くこと自体が問題なんですが……
4.3.6-(2)-2)
線色は、図面の背景色により使い分けてください。背景色は、原則として、黒としますが、受発注者間協議により変更することが出来ます。
とあります。
で、背景画面が黒の場合の線色例と、背景画面が白(白表示のラスタ上含)の場合の線色例が示されています。
なお、「CAD製図基準(案)」の付属資料にある、レイヤ名一覧で示されている線色は、背景色が黒の場合のものです。(「CAD製図基準(案)」(P15)
2-3-5 色 【解説】参照)
この色に関しては、ラスタを貼り付けた図面を作成する際にも注意が必要です。
この辺は、また別記事で。
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コメント
同感!
実は、CADによってはレイヤ名が@*#&などと化けてしまっている(SXFブラウザでの目視によって)ものもあるんですよ。
終わった!と思っていたのに、それを発見したときの落胆ったら・・・。
投稿 どぼん | 2006.10.27 08:29